数多くの自然景勝に恵まれた浅間高原を紹介していきましょう。今回は「みず」に関わる物語の第1編として『滝』を取り上げてみましょう。
長野原には、数多くの滝があります。今回は、北軽井沢、応桑周辺に絞りましたが、名のついている滝だけでも、大小9本探すことができました。やはり浅間高原を南北に横断する「熊川」を源流とする滝が圧倒的に多くようです。
北軽井沢地区の観光スポットで必ず上げられる「浅間大滝」をはじめ、北軽井沢地区で4本(1本非公開含む)、そして浅間高原の最も古い集落のひとつ「滝原」には、なんと5本もの滝があります。そのすべてが未整備で、一般の方が訪れることのできないことは、本当に残念です。ぜひ、少しでも整備が進み、一般の方が訪れることができる滝が多くなることを願っています。
今回は、つたない写真で恐縮ですが、紹介させていただきます。なお、整備されていない滝は、川の中を歩いていかないといけなかったり、急斜面を滑り降りるような危険な箇所が多く、山歩きや渓流歩きなどの経験のない方にはかなり危険を伴います。また、山は天候が急激に変化することがあります。インターネットのブログの中に、ある滝へ家族ずれでいった時に、急に天候が変化し川が増水し半日足止めをくったという体験もでていました。経験者にガイドを頼むなど、万全の準備を整え、無理をせず、自己の責任において行動してください。なお、源流である「熊川」は、名前の通り「熊」の出没が例年目撃されています。熊よけの鈴は必ずお持ちください。
いうまでもないことですが、ゴミの投げ捨てや河川及び周囲を汚す行為は絶対禁止です。ルールを守って、浅間高原の自然が創った造形の美、滝を鑑賞したいものです。