新組織「じねんびと」発足のお知らせ

北軽井沢コンソーシアム協議会の解散から新組織設立までの経緯

 北軽井沢コンソーシアム協議会(以下コンソーシアム)は、一昨年、長野原町群馬大学、北軽井沢区民有志(各種団体代表者)連携・協働(コンソーシアム)組織として発足しました。コンソーシアムは、2 年間という期間を限定して設けられたもので、今年 3 月に 2 年間の期間を終了し、解散しました。2 年間の間に公開講座の開催、「ようこそサイン」看板の設置地域情報誌『きたかる』の発行、ホームページ「じねんびと」の立ち上げ、北軽井沢駅舎構内への草軽電気鉄道の電気機関車「デキ12形」の原寸大模型の設置、区民のためのフェスティバル「わくわくフェスタ」の実施、「きたかるいさわ」マークの商標登録などの多くの成果を残しました。

 その一方、公開講座を通して寄せられた地域活性化の課題への取り組みは、「北軽井沢わくわくフェスタ」の企画・開催はありましたが、なかなか 2 年間の期間では難しく、十二分なものとはなりませんでした。地域活性部会として、いくつかのグループを発足させる予定でしたが、住民からの参加がなく、グループの発足はできませんでした。今年に入り、「食」のグループについては、「わくわくフェスタ」のスープレシピコンテストに参加した住民の方々に『ぐんまの物語弁当 2011』への参加を呼びかけ、4 グループに出品をしていただきました。その内の 1 点は、優秀作品 12 点のひとつに見事選ばれました。こうした成果はありながらも、「農と観光の連携」、「自然研究」、「歴史研究」、「登山・散策」などの当初考えられていたグループについては、ほとんど活動が出来なかった状況でした。

 2 年間の期間を終了するにあたり、こうした未達成な活動の改善や、2 年間の間に緒についた活動の継続を図る必要があるのではないか、という声が部会長、副部会長会議で強く上がるようになりました。こうした声を受けて、コンソーシアムを継続した新組織を結成しようという動きが出てきました。

 2011 年 2 月 7 日の部会長・副部会長会議では、3 月末の解散総会とともに次年度以降の新組織について協議をし、北軽井沢地区の中核団体である「北軽井沢観光協会」との意見交換会を行うこととなりました。

 この結果を受け、3 月 11 日に「北軽井沢観光協会」と「コンソーシアム」との意見交換会が行われました。「それぞれの組織として活動を積み上げ、互いに協力体制をとっていこう」という合意を得ました。将来的な展望については「お互いの組織・活動を良く理解することからスタートしよう」ということになりました。この会議の日は「東日本大震災」の当日でした。

 3 月 28 日には、コンソーシアムの解散総会が行われました。

 解散総会後、「東日本大震災」などの影響もありしばらく休止状況でしたが、コンソーシアムの新しい組織をつくろうという動きが始まりました。5 月 23 日に、コンソーシアム協議会(旧)の部会長・副部会長が集まり、新組織についての協議を行いました。その中で「コンソーシアム協議会」(旧)を継承する新組織を立ち上げることが合意されました。

 新組織の名称は「じねんびと」に決まりました。群馬大学の森谷先生が提出してくださった私案を参考に、組織の形態について話し合いを進め、現在、活動を開始しようとしています。活動の成果はこちらのホームページに掲載される予定です。

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