北軽井沢ミュージックセミナー 2012

音楽監督:チャールズ・ナイディック 2012年7月30日(月)~8月10日(金) 会場:北軽井沢ミュージックホール

コンサート スケジュール

7.30(月)
18:30開演

オープニング
チャリティーコンサート

■出演:チャールズ・ナイディック(cl)、大島文子(cl)、キム・ハナ(cl)、大島直子(pf)、NYリコリッシュアンサンブル(クラリネット・アンサンブル)

■特別出演:浅間鬼押し大鼓

■プログラム
クッファーマン:リトル・リコリッシュ・コンチェルト 他[NYリコリッシュアンサンブル]
タイユフェール:アラベスク[大島文子、大島直子]
ヴィターリ:シャコンヌ[キム・ハナ、大島直子]
バッシ:リゴレット・ファンタジー 他[チャールズ・ナイディック、大島直子]

■入場料:¥1,500
※このコンサートはチャリティコンサートです。収益金の一部を北軽井沢ミュージックホール修繕のために長野原町に寄付します。

8.4(土)
18:30開演

長野原町
クラシック音楽の夕べ

■出演:チャールズ・ナイディック(cl)、大島直子(cl)
〈群馬交響楽団員〉水谷晃(vn)、筒井志帆(vn)、加藤大輔(va)、柳田耕治(vc)

■プログラム
ミヨー:ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための組曲 op.157b
フサ:クラリネット、ヴィオラ、チェロのための三重奏曲《スロヴァキアの喚起》
エルガー:弦楽セレナード ホ短調 op.20より 第2楽章 ラルゲット
フランセ:クラリネット五重奏曲

■入場料:前売り¥1,000/当日¥1,500
主催:北軽井沢ミュージックホールフェスティヴァル実行委員会

8.7(火)
18:00開演
8.8(水)
18:00開演
8.9(木)
14:30開演

受講生コンサート

■出演:北軽井沢ミュージック・セミナー受講生
■入場無料(曲目は当日発表します)

レクチャー スケジュール

7.31(火)
10:00~12:00

クラリネットを
上手に演奏するには

■講師:大島文子(cl)
■内容:正しいアンブシュア、息の使い方など、初心者から上級者まですべてのクラリネット奏者にとって最も大切な基礎をレクチャーします。

8.3(金)
17:00~19:00

アンサンブルの楽しみ方

■講師:キム・ハナ(cl)
■内容:クラリネット・アンサンブルはもっと楽しくなる! その秘訣を、実演を交えてレクチャーします。

8.4(土)
14:30~16:30

オーケストラ・スタディー

■講師:ティモシー・カーター(cl)
■会場:ホテル北軽井沢
■内容:元名古屋フィルハーモニー交響楽団首席クラリネット奏者によるオーケストラ・レパートリーのマスタークラスです。

8.5(日)
10:00~12:00

素敵に演奏するために知っておきたいこと
シリーズ1『ルバートとリズム』

■講師:チャールズ・ナイディック(cl)
■内容:感動を呼ぶ演奏とは? 第1回目は「音の時間的進行」に焦点を当て、ルバートとリズムについて考えます。

聴講生募集

セミナー(レクチャーおよび個人レッスン)の聴講生を受け付けています。まずはお気軽にお問い合せください。

◎上記のコンサートおよびレクチャー以外の時間帯は、基本的に個人レッスンを行なっています。個人レッスンもすべて聴講できます。
■聴講料:レクチャーのない日・1日¥2,000/レクチャーのある日・1日¥4,000

※開場は各開演時刻の30分前です。※座席は全て全席自由です。※やむを得ない事情により、出演者・プログラムなどに変更が生じることもあります。※入場料はすべて税込みです。

チャールズ・ナイディック

チャールズ・ナイディック

(クラリネット)
Charles Neidich, Clarinet

 1982年ミュンヘン国際コンクール最高位。1985年にはアメリカで最も権威のあるナウムバーグ・コンクールでも優勝。名門イェール大学で人類学を学んだ異色の経歴を持ち、卒業と同時にアメリカ人として初めてロシアへのフルブライト奨学生としてモスクワ国立音楽院に留学。原譜での演奏やピリオド楽器の収集・演奏にも積極的に取り組んでいる。
 CDも数多く、ドイツ・グラモフォンからはオルフェウス室内管弦楽団とモーツァルト、ウェーバーの協奏曲をリリース。コープランドの協奏曲の原典版を再修復したものを各国で初演し、イ・ムジチ・ディ・モントリオールと世界初録音したものがシャンドスよりリリースされ、絶賛を博す。
 一方で現代音楽にも積極的に取り組んでおり、エリオット・カーター、ミルトン・バリット、エディソン・デニソフなど、現在最も著名な作曲家の作品を初演している。アメリカのマルボロ音楽祭、サラソタ音楽祭など、音楽祭への出演も多い。最近では指揮者としても意欲的に活動を行なっており、デトロイト響との共演では、一晩のプログラムで指揮者、ソリスト、作曲家の3役をこなすことに挑戦、絶賛を博す。
 後進の指導にも熱心で、世界中からマスタークラスの要請があり、ジュリアード音楽院教授を務める。現代最高の知性派クラリネット奏者として、世界中のクラリネット奏者から評価され、尊敬されるアーティストである。

大島文子

大島 文子

(クラリネット)
Ayako Oshima, Clarinet

 桐朋学園大学音楽科を卒業後、アメリカ、イーストマン音楽院に留学。その後、第2回日本管打楽器コンクール第2位、第55回日本音楽コンクール第1位、第17回ベオグラード国際コンクール第3位、同時に聴衆と批評家が選ぶベストパフォーマーに贈られる「ゴールデンハーブ賞」を受賞。
 日本各地で数多くのソロ・リサイタルを行う他、読売日響、新日本フィル、広島響、関西フィル等と共演する。現在ニューヨークを拠点とし、世界でも数少ない現代クラリネット及び古楽器クラリネット奏者として、日本、アメリカ、ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。CDも数多く、2008年にリリースした「十五の心」では、以前より姉の直子と積極的に取り組んできた「日本の歌」ばかり27曲を集め、言葉に発せられない管楽器で「詩」を奏でることに挑戦した意欲作として、注目を集めた。2010年9月には2本のクラリネットとピアノのための作品を収めた最新CDをリリースする予定。2005年からは、毎年夏に北軽井沢において姉直子とミュージックセミナーを開催。一方で、小澤征爾の厚き信頼を得てサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーにも選ばれた。現在、ジュリアード音楽院講師、およびニューヨーク州パーチェス音楽院助教授を務める。

キム・ハナ

キム・ハナ

(クラリネット)
Hana Kim, Clarinet

 韓国出身、ニューヨーク在住のクラリネット奏者。韓国はもとより、アメリカ、ヨーロッパで積極的に演奏活動を行う。これまでに、オルフェウス室内管、ニューヨークシティーオペラ、リヴァーサイド・シンフォニー、ジュピター・シンフォニー、ニューワールド・シンフォニー、KBS響、国際セジョン・ソロイスツをはじめとする多くのオーケストラ・室内管弦楽団と共演。また、室内楽奏者としても活発に活動を行なっており、数多くの室内楽コンサートシリーズに登場するほか、タングルウッド音楽祭、ノースウェスト室内楽フェスティバル等の音楽祭にも招かれている。
 アーティストインターナショナルのオーディションに合格し、カーネギーホールでソリストとしてデビュー。韓国で最も権威あるコンクール、東亜国際コンクールで優勝。またKBSの若い音楽科のためのコンクールでも優勝を収め、母校であるマンハッタン音楽院より優秀な室内楽演奏者に贈られるthe Hugo Kortschak Awardも受賞。ニューヨーク州立音楽院、ストーニーブルック音楽院で博士号を修得。同校ウィンドオーケストラではアシスタントコンダクターおよびコンサートマスターを務める。クラリネット指導者としても多くの経験を積んでおり、ジュリアードの音楽教室や、ポートランド州立音楽院でのマスタークラス、室内楽コーチ、韓国クラリネット・フェスティバルの講師も務める。ソニー・クラシカルよりCDリリース。

大島直子

大島 直子

(ピアノ)
Naoko Oshima, Piano

 14歳で渡仏し、エコール・ノルマルでジャック・ジャンティに師事。帰国後、遠山慶子に師事。フェリス女学院の音楽科に入学し、岡山優子に師事。中退して再びフランスに渡り、イボンヌ・ロリオ、ジュルメーヌ・ムニエに師事する。フランスを代表する名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフと多数共演し、絶賛を博す。また妹の文子とのデュオは、アメリカのボードイン音楽祭、日本音楽コンクール、さらにベオグラードでのリサイタル、あるいはラジオ・テレビ出演などで聴衆に鮮やかな印象を与え、高い評価を確立した。94年9月には、アメリカ・オハイオ州にて妹とのデュオ・コンサートを開き、好評を博した。また、スイスならびに日本におけるロームミュージックファンデーション音楽セミナーに専属伴奏者として毎年参加した。また、2005年より、毎年夏に北軽井沢において妹の文子とミュージック・セミナーを開催している。現在に至るまで日本国内をはじめ海外でも意欲的な活動を続け、数々の演奏家の伴奏者、室内楽奏者として活躍している。

ティモシー・カーター

ティモシー・カーター

(クラリネット)
Timothy Carter, Clarinet

 アメリカ合衆国出身。ジュリアード音楽院卒業。第24回日本管打楽器コンクールと2009年ドイツのフライブルク国際音楽コンクール第2位入賞など数々のコンクールに入賞。2004年、タングルウッド音楽センターの奨学生として、卓越した管楽器奏者に贈られるジーノ・B・シオッフィ記念賞を受賞。ヤングリーダー奨学基金(SYLFF)、アンナ・ソセンコ・アシスト・トラストより奨学金を受ける。2007年1月から名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団。2008年3月から2009年4月まで首席クラリネット奏者を務める。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と新日本フィルハーモニー交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ東京のゲスト首席クラリネットとして演奏。アメリカはもとより、ヨーロッパや日本において、リサイタル、オーケストラへの客演、ラジオ出演、協奏曲演奏、室内楽等に出演。これまでに、クラリネットをイェフダ・ジラード、チャールズ・ナイディック、大島文子の各氏に師事。現在、国立音楽院や東京のブリティッシュ・スクールでクラリネットの指導を行う。世界中の様々な音楽祭やコンサートにも参加。
http://www.myspace.com/timothywildcarter

ミュージック・ホール

北軽井沢ミュージックホールとは

日本クラシック音楽界の礎を築いた斎藤秀雄氏が建設の企画段階から大変深く関わり、完成後長らく桐朋学園の夏の合宿地として愛用されてきました。当時はオーケストラの練習ができる数少ない施設の一つとして非常に需要が高く、世界的大指揮者の小澤征爾氏をはじめ、個々で学び巣立った音楽家は現在様々なところで活躍しています。老朽化により一時は解体の方針が決定されるほどでしたが、当セミナーをきっかけに、再び輝きを取り戻してきました。豊かな自然の香りを感じながら、風の音や虫の声とともに音楽を体験できる、貴重な文化施設です。

8.3(金)・5(日)
1. 15:00
2. 19:30(予定)

受講生アンサンブル・コンサート

■会場:北軽井沢ハイランドリゾートホテル(Tel.0279-84-5311)
■出演:北軽井沢ミュージックセミナー受講生
■入場無料(曲目は当日発表します)

ご寄付のお願い

 本セミナーでは、個人、企業を問わず、私どもの活動・運営に
ご賛同いただける皆様にご寄付のお願いをしております。

 是非皆様のご協力をお願い申し上げます。

詳細はウェブサイトをご覧いただくか、下記までお気軽にお問合せください。
http://www.nms21.com/
一般社団法人 アルテナ国際交流音楽協会 TEL.03-3711-0328


主催:一般社団法人 アルテナ国際交流音楽協会
後援:長野原町教育委員会、長野原町、北軽井沢区、北軽井沢観光協会、北軽井沢ミュージックホールフェスティヴァル実行委員会、北軽井沢ミュージックホール・サポーターズ、SET SHOP U.S.A

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