一足お先にメリークリスマス!! 北軽にサンタの森がやってきた

 雪化粧の北軽井沢に、サンタの故郷フィンランドから、若き芸術家たちがやってきました。サボンリナ芸術高校音楽家の選抜チームの皆さんです。フィンランド初の国立芸術高校で、今回は音楽科の生徒約20名、美術家の生徒約5名、引率の教師約5名のチームで来日しました。

 12月11日の軽井沢大賀ホールでの地元中学・高校生との合同コンサート『サンタの森の音楽隊』、翌12日のルオムの森での『サンタの森のクリスマスパーティー』で、フィンランドの民俗音楽から、ジャズセッション、クリスマスフォークソングなどを披露しました。

コンサート コンサート コンサート

 このイベントの主催者は、今年7月に北軽井沢にオープンした『ルオムの森』で、フィンランドと北軽が気候風土が似ていることから、フィンランドの自然を楽しむ豊かなライフスタイルを北軽井沢にも取り入れようと企画したものです。『ルオム』という言葉はフィンランド語で「自然に従う生き方」を意味します。

 11日の『サンタの森の音楽隊』は、地元町立軽井沢中学校吹奏楽部、佐久市立浅間中学校吹奏楽部、長野県立蓼科高校ジャズクラブ「JAZZ☆CANDY」との合同コンサート。中学生や高校生との交流も図られていました。サボンリナ芸術高校は、クリスマスをテーマにした合奏、合唱などを披露し、満席の客席から盛大な拍手を受けていました。圧巻はフィナーレ、クリスマスの定番『きよしこの夜』を、サボンリナ芸術高校生と、軽井沢中学生、浅間中学生、蓼科高校「JAZZ☆CANDY」のメンバー、そして観客席一体となって合唱し、楽しいひと時をすごしました。

パーティー パーティー パーティー パーティー

パーティー  翌12日は、ホームタウンである「ルオムの森」でのクリスマスパーティー。サボンリナ芸術高校の生演奏、フィンランド在住のオペラ歌手でサボンリナ芸術高校の先生でもある岡部千栄子さんのミニコンサート、バリトン歌手藤原直之さんのミニライブなどのコンサートのほかに、サボンリナ芸術高校のアート作品展、フィンランド(サボンリナ芸術高校の学生による)クリスマスリース作り教室などが行われました。そしてパーティープログラムの最後は、参議院議員ツルネン マルティさんを囲んでのパネルディスカッション。テーマは「浅間山麓とルオムそして未来へ」で、愛知大学の大澤正治教授、北軽井沢在住のフィンランド人ペッカ ライティネンさん、岡部千栄子さん、ツルネンさんの4人のパネリストが意見を交わしました。司会役の福嶋誠さんが、最後に意見を集約し、次のような 北軽井沢的ルオム生活に関する共同宣言を採択しました。

北軽井沢的ルオム生活共同宣言

★北軽井沢的ルオム生活共同宣言★

  1. こけもも(リンゴベリー)の木を育てよう。
  2. 室(むろ)のある生活を楽しもう。
  3. ノルディック ウォーキングを北軽井沢に広げよう。

 この3点について、各パネラーが同意し、宣言に署名しました。その後、フィンランドへの帰途に向かうサボンリナ芸術高校の生徒たちを送り出し、今回の二日間のイベントは無事終了しました。 なお、ルオムの森では、フィンランドの「森の暮らしの文化展」を来年2月末まで開催しています。入場無料ですので、ぜひどうぞ。