浅間高原 北軽井沢 じねんびと

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北軽井沢について

 浅間山の北麓にひろがる高原を浅間高原といい、北軽井沢は浅間高原の一部です。
 標高 1,000~1,200メートル。
 この地は、いくどとなくあった浅間山の噴火で荒廃と再生を繰り返し、長く人は住んでいませんでした。浅間火山の影響は北軽井沢にとって非常に大きく、地質・植生をはじめ、現在でも人々の暮らしや産業を形づけています。
 一方で、噴火で作られた浅間高原の自然は大変に貴重で、この土地の大きな魅力となっています。
 北軽井沢の歴史が本格的に始まるのは、明治十四年、北白川宮能久親王によって浅間牧場が開設されてからといっていいでしょう。同じ時期に応桑・御所平の開拓も始まりました。
 大正12年には一匡邑、昭和3年には法政大学村が開村し、避暑地・北軽井沢の顔を見せ始めます。

 戦後から現在までの北軽井沢を作ったのは、大屋原、ハイロン地域を拓いた開拓団の人々でした。
 旧満州国で開拓にたずさわった人々が、浅間高原の原始林を相手に鍬をふるい、苦心惨憺、ここを農業のできる土地にしていったのです。
 現在、大屋原・ハイロン地区の乳牛、肉牛をあつかう酪農や高原野菜は、北軽井沢の主要な産業になっています。

 北軽井沢は、希望や理想、やすらぎを求める人々が集まってできた街です。ふところの大きなこの土地の性格は今後も変わることなく、たくさんの人を受け入れるでしょう。

位置


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